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レポートを作成する

レポートは、複数のクエリをまとめて実行し、結果を統合して分析するための機能です。レポートを使うことで、ブランドの可視性を包括的に把握できます。

レポートとは?

レポートには以下の3つのレイヤーがあります:

  1. レポート定義: どのクエリをまとめて実行するかを定義する「設計図」
  2. レポート実行履歴: レポート定義に基づいて実際に実行した記録
  3. 個別クエリ実行: レポート実行に含まれる各クエリの実行結果

詳しくは用語集 - レポートをご覧ください。

レポートの仕組み

レポート定義は「設計図」のようなもので、同じレポート定義から何度でもレポートを実行できます。定期的に実行することで、ブランドの可視性の変化を追跡できます。

レポート作成ページへ移動

レポートを作成する方法は2つあります:

方法1: ダッシュボードから作成

  1. ダッシュボードの「クイックアクション」セクションで「レポート作成」をクリック

方法2: レポート一覧ページから作成

  1. 左サイドバーから「レポート」をクリック
  2. 「新しいレポートを作成」ボタンをクリック

レポート作成手順

1. レポート名を入力(必須)

レポートの名前を入力します(例:「週次 可視性トラッキング」)。

2. ブランドを選択(必須)

レポートを作成するブランドを選択します。

TIP

ダッシュボードから作成した場合、最新のブランドが自動的に選択されています。

3. 説明を入力(任意)

レポートの目的や内容を説明するテキストを入力できます(任意)。複数行で詳細な説明を記載できます。

4. クエリを選択(必須)

レポートに含めるクエリを選択します。

クエリの自動選択

ブランドを選択すると、そのブランドに紐づくアクティブなクエリが自動的に表示されます。

デフォルトでは、最新の実行が新しい順に、プランのレポートポイント上限に達するまでクエリが自動選択されます。

プランごとのレポートポイント上限

プランごとに「レポートあたりのポイント上限」が設定されています。この上限内で、できるだけ多くの最新クエリが自動選択されます。

クエリの検索・フィルタ・並べ替え

  • 検索: クエリテキストで検索できます
  • タイプでフィルタ: クエリタイプ(一般的な質問、比較質問など)で絞り込めます
  • 並べ替え: 以下の順序で並べ替えできます
    • 最新の実行が新しい順(デフォルト)
    • 最新の実行が古い順
    • ポイントが高い順
    • ポイントが低い順
    • クエリ名(A→Z)
    • 追加順(新しい→古い)
    • 追加順(古い→新しい)

ポイント表示

画面下部に以下の形式でポイント情報が表示されます:

合計ポイント: X / Y

ポイント上限に注意

プランごとに「レポートあたりのポイント上限」が設定されています。

  • ポイント上限を超えるクエリを選択しようとすると、選択できずにアラートが表示されます
  • 上限に達した場合、「全て解除」ボタンで一度すべての選択を解除してから、再度選択し直してください

5. 「レポートを作成」をクリック

入力内容を確認して、「レポートを作成」ボタンをクリックします。

レポート定義が作成され、レポート詳細ページに移動します。

レポートを実行する

レポート定義を作成したら、実際にレポートを実行しましょう。

レポート実行手順

  1. レポート詳細ページで「実行」ボタンをクリック
  2. 確認モーダルが表示されます
    • 必要ポイントと残りポイントが表示されます
    • ポイントが不足している場合は、アラートとアップグレードプロンプトが表示されます
  3. 「実行」をクリックすると、バックグラウンドで処理が開始されます
  4. 実行が完了すると、レポート結果が表示されます

レポート実行の仕組み

レポート実行は非同期で処理されます。実行ボタンをクリックすると、含まれるすべてのクエリがバックグラウンドで実行され、完了後に結果が集計されます。

ポイント消費の計算

レポートを実行すると、含まれるすべてのクエリのポイント消費の合計が消費されます。

レポートのポイント消費 = 各クエリのポイント消費の合計

例: 以下のレポート定義があるとします

  • クエリA: OpenAI、Perplexity(2モデル → 2ポイント)
  • クエリB: OpenAI、Gemini、Perplexity(3モデル → 3ポイント)
  • クエリC: Perplexity のみ(1モデル → 1ポイント)

このレポートを1回実行すると、2 + 3 + 1 = 6ポイント を消費します。

ポイント残高を確認しよう

実行前に、ポイント残高が十分にあることを確認してください。ポイント残高は、ダッシュボードまたはポイントページで確認できます。

レポート結果の見方

レポート実行が完了すると、以下の情報を確認できます:

詳しい見方はこちら

レポート結果画面の各セクションの詳しい見方と活用方法については、レポート結果の見方をご覧ください。

1. 全体のVisibility Score

含まれるすべてのクエリ実行結果を統合した、ブランド全体のVisibility Score(0-100)。

2. ファネル別スコア

カスタマージャーニーの各段階(認知・検討・決定)でのブランド可視性を確認できます:

  • 認知(TOFU): 潜在顧客がブランドを初めて知る段階での平均スコア
  • 検討(MOFU): 製品やサービスについて詳しく調べる段階での平均スコア
  • 決定(BOFU): 購入や契約の意思決定を行う段階での平均スコア

各ファネルには以下の情報が表示されます:

  • 平均可視性スコア(0-100点)
  • クエリ数
  • AI回答数

スコアの色分け:

  • 70点以上(緑): 非常に高い可視性を獲得
  • 40-69点(黄): 中程度の可視性、改善の余地あり
  • 40点未満(赤): 可視性向上が必要

ファネルスコアを活用しよう

ファネル別スコアから、どのカスタマージャーニー段階で可視性向上が必要かを特定できます。詳しくはファネルステージについてをご覧ください。

3. クエリごとの結果

各クエリの実行結果を個別に確認できます:

  • 各AIモデルの回答
  • ブランド言及状況
  • モデルごとのVisibility Score

4. 分析とインサイト

  • スコアの推移(過去の実行結果と比較)
  • 競合ブランドとの比較
  • 改善ポイントの提案

5. 改善提案

AIがレポートデータを分析し、ブランド認知度向上のための具体的なアクションプランを提案します。

  • サマリー: レポート全体の分析結果と主要インサイト
  • 改善アクション: カテゴリ別に整理された具体的な施策提案
  • 評価指標: 各施策の影響度・工数・信頼度を表示
  • チェックリスト: 実施した施策にチェックマークをつけて進捗管理

改善提案を活用しよう

改善提案は、レポート実行後に「改善提案」タブから生成できます。2ポイントを消費し、約6分で完了します。詳しくは改善提案を活用するをご覧ください。

6. レポート共有

レポートを外部に共有するための共有リンクを生成できます。

レポート共有機能

生成された共有リンクを使うと、Answer IOアカウントを持たないユーザーでもレポート結果を閲覧できます。クライアントやチームメンバーとの共有に便利です。

レポート実行履歴の確認

過去のレポート実行履歴は、レポート詳細ページで確認できます。

実行履歴では、以下の情報が確認できます:

  • 実行日時(開始日時、完了日時)
  • 全体のVisibility Score
  • 実行ステータス(待機中、実行中、完了、失敗など)
  • 消費ポイント数
  • 共有ステータス(共有リンクが生成されているかどうか)

各実行履歴をクリックすると、その実行の詳細レポートページに移動し、詳細な分析結果を確認できます。

レポートデータのエクスポート

レポート実行後、結果データをCSV形式でエクスポートできます。エクスポートしたデータは、Excel・Google スプレッドシート・BIツールなどで自由に分析できます。

CSVエクスポートでは、以下の24種類のカラムを含むデータが出力されます:

  • 基本情報(レポート実行ID、実行日時、ファネル段階、クエリ情報)
  • AI応答(AIモデル、モデルバージョン、回答テキスト)
  • スコアリング(可視性スコア、プレゼンススコア、ポジションスコア、引用スコア、ブランド順位)
  • ブランド分析(言及有無、言及回数、言及箇所、競合ブランド一覧)
  • 引用分析(引用サイト数、引用URL一覧、自社サイト引用情報)

CSVエクスポートの活用

CSVエクスポートにより、独自の集計方法でスコアを再計算したり、BIツールでインタラクティブなダッシュボードを作成したり、複数レポートのデータを統合して時系列トレンドを分析できます。エクスポートにポイントは不要で、何度でも無料でダウンロードできます。

詳しくはレポートデータをエクスポートするをご覧ください。

よくある質問

レポートとクエリ実行の違いは何ですか?

  • クエリ実行: 1つのクエリを実行して、そのクエリに対するブランドの可視性を確認
  • レポート実行: 複数のクエリをまとめて実行して、ブランド全体の可視性を包括的に確認

レポートは何個まで作成できますか?

プランによって異なります。プラン詳細は公式サイトをご確認ください。

レポートに含めるクエリは後から変更できますか?

はい、可能です。レポート詳細ページから、含まれるクエリを追加・削除できます。

共有リンクは誰でもアクセスできますか?

はい、共有リンクを知っていれば、Answer IOアカウントを持たないユーザーでもアクセスできます。機密性の高い情報を含むレポートの共有には注意してください。

次は、ポイントについて理解して、効果的にAnswer IOを活用しましょう!

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