Answer IO ユーザーマニュアル

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Google Analytics連携を設定する ​

Answer IOとGoogle Analytics 4（GA4）を連携することで、AI検索からのサイト流入を自動追跡し、ブランド可視性スコアとWebトラフィックの関係性を分析できます。

Google Analytics連携とは ​

Google Analytics連携は、以下の機能を提供します：

  • AI検索からのサイト流入を自動追跡: ChatGPT、Perplexity、Gemini等からの訪問を自動検知
  • 可視性スコアとWebトラフィックの相関分析: スコア改善がサイト流入増加につながっているか確認
  • AI別の流入パフォーマンス比較: どのAI検索エンジンから最も流入があるかを把握
  • 施策の効果測定: スコア改善施策が実際のトラフィック増加につながっているか検証

連携で得られるメリット ​

データドリブンな施策立案 ​

ブランド可視性スコアとサイト流入データを1つのプラットフォームで確認できるため、「スコアは高いが流入が少ない」「流入があるがコンバージョンに繋がっていない」といった課題を発見できます。

AI別のパフォーマンス把握 ​

ChatGPT、Gemini、PerplexityなどのAI検索エンジンから最も流入があるかを把握し、注力すべきプラットフォームを特定できます。

施策効果の定量評価 ​

スコア改善施策を実施した後、実際にAI検索経由のサイト流入が増加したかを継続的に追跡できます。

設定方法 ​

前提条件 ​

Google Analytics連携には、以下が必要です：

  • Google Analytics 4（GA4）プロパティが設定されていること
  • GA4プロパティへの閲覧者権限以上があること
  • Googleアカウントでログインできること

Universal Analytics（UA）には対応していません

Google Analytics連携は、Google Analytics 4（GA4）のみに対応しています。Universal Analytics（UA）をお使いの場合は、GA4への移行が必要です。

Step 1: ブランド設定ページを開く ​

  1. 左サイドバーから「ブランド」をクリック
  2. 連携したいブランドを選択
  3. ブランド詳細ページの「設定」タブをクリック

Step 2: Google Analytics連携を開始 ​

  1. 設定ページ内の「連携」セクションへ移動
  2. 「Google Analyticsを連携」ボタンをクリック

Step 3: Googleアカウントで認証 ​

  1. ポップアップウィンドウが開きます
  2. 「Googleでログイン」ボタンをクリック
  3. Googleアカウントを選択
  4. Answer IOへの権限付与を承認

ポップアップがブロックされた場合

ブラウザのポップアップブロック設定を確認してください。Answer IOからのポップアップを許可する必要があります。

Step 4: GA4プロパティを選択 ​

  1. 認証完了後、連携可能なGA4プロパティの一覧が表示されます
  2. 使用するプロパティを選択
  3. 「保存」ボタンをクリック

Step 5: 初回データ同期 ​

設定完了後、自動的にデータ同期が開始されます。初回は過去30日分のデータが取得されます。

データ取得には時間がかかる場合があります

初回同期には数分かかる場合があります。同期が完了すると、ブランド詳細ページにGA4データが表示されます。

データの見方 ​

ブランド詳細ページでの表示 ​

Google Analytics連携後、ブランド詳細ページで以下のデータを確認できます：

AI検索からの流入数 ​

  • AIリファーラルセッション: AI検索エンジンからの訪問セッション数
  • AIリファーラルユーザー: AI検索経由のユニークユーザー数
  • AI検索流入率: 全セッションに占めるAI検索経由セッションの割合

AI別の流入内訳 ​

どのAI検索エンジンから最も流入があるかを確認できます：

  • ChatGPT: chatgpt.com、chat.openai.com からの流入
  • Gemini: gemini.google.com からの流入（旧Bard含む）
  • Perplexity: perplexity.ai からの流入
  • その他: 上記以外のAI検索エンジンからの流入

可視性スコアとの相関グラフ ​

ブランド可視性スコアとAI検索流入数を時系列で並べて表示します。スコア改善が実際の流入増加につながっているかを視覚的に確認できます。

指標の説明 ​

AIリファーラルセッション ​

AI検索エンジン（ChatGPT、Perplexity、Geminiなど）から流入したセッション数です。1人のユーザーが複数回訪問した場合、それぞれがセッションとしてカウントされます。

AIリファーラルユーザー ​

AI検索経由で訪問したユニークユーザー数です。同じユーザーが期間内に複数回訪問しても、1ユーザーとしてカウントされます。

コンバージョン ​

AI検索経由の訪問者が実行したコンバージョン数です。GA4で設定されているコンバージョンイベントがカウントされます。

バウンス率 ​

AI検索経由で訪問したユーザーのうち、1ページのみを閲覧してサイトを離脱した割合です。

平均セッション時間 ​

AI検索経由で訪問したユーザーの平均滞在時間です。

データ同期について ​

初回データ取得 ​

Google Analytics連携を設定すると、過去30日分のデータが自動的に取得されます。

データの表示方法 ​

Answer IOでは、GA4データを2つの方法で取得・表示します：

リアルタイム表示（推奨） ​

ブランド詳細ページやレポート画面では、Google Analytics APIから直接データを取得して表示します。これにより、常に最新のデータ（24〜48時間前まで）を確認できます。

  • メリット: 常に最新データを表示
  • 仕組み: ページを開くたびにGA4 APIから取得
  • ユーザー操作: 不要（自動）

データベース保存（レガシー機能） ​

以前のバージョンでは、データをAnswer IOのデータベースに保存する機能がありましたが、現在は非推奨となっています。リアルタイム表示が主流です。

データの鮮度について

GA4データは収集から反映まで24〜48時間かかる場合があります。これはGoogle Analytics側の仕様です。

トラブルシューティング ​

「プロパティが見つかりません」と表示される ​

原因: GA4プロパティへの権限が不足しています。

解決方法:

  1. Google Analyticsにログイン
  2. 管理 > プロパティのアクセス管理 を開く
  3. 使用しているGoogleアカウントに「閲覧者」以上の権限があるか確認
  4. 権限が付与されたら、Answer IOで再度認証を行う

「データが表示されません」と表示される ​

原因: AI検索からの流入がまだ記録されていない、またはデータ反映に時間がかかっています。

解決方法:

  1. AI検索からの流入には24〜48時間かかる場合があります
  2. GA4でリファラー情報が正しく記録されているか確認してください
  3. 手動同期を実行して、最新データを取得してみてください

「接続エラー」と表示される ​

原因: OAuth認証に失敗しています。

解決方法:

  1. ブランド設定ページで「連携を解除」をクリック
  2. 再度「Google Analyticsを連携」ボタンから認証をやり直してください
  3. ブラウザのポップアップブロックを無効にしてください
  4. シークレットモード（プライベートブラウジング）で試してみてください

データ同期が完了しない ​

原因: GA4 APIの制限に達している、またはネットワークエラーが発生しています。

解決方法:

  1. 数分待ってから再度同期を試してください
  2. 同期する期間を短くしてみてください（例: 30日 → 7日）
  3. 問題が続く場合は、サポートにお問い合わせください

セキュリティとプライバシー ​

安全な認証方式 ​

  • OAuth 2.0による安全な認証を使用しています
  • Answer IOはパスワードを保存しません
  • Googleの公式認証フローを使用しています

データアクセス権限 ​

  • Answer IOはGA4データを読み取るのみです（書き込み不可）
  • 取得するデータは以下のみです：
    • セッション数、ユーザー数、ページビュー数
    • リファラー情報（AI検索エンジンからの流入判定用）
    • コンバージョン数
  • 個人を特定できる情報（IPアドレス、メールアドレスなど）は取得しません

認証トークンの管理 ​

  • OAuth認証トークンは暗号化して保存されます
  • トークンはサーバー側で安全に管理され、外部に公開されません

連携の解除 ​

いつでも連携を解除できます：

  1. ブランド設定ページの「連携」セクションへ移動
  2. 「連携を解除」ボタンをクリック
  3. 確認ダイアログで「解除」をクリック

連携を解除すると、保存されている認証トークンは削除されます。ただし、すでに同期されたデータは保持されます。

よくある質問 ​

Q: Universal Analytics（UA）には対応していますか？ ​

A: いいえ、Google Analytics 4（GA4）のみ対応しています。Universal Analyticsは2023年7月にサポート終了しており、GA4への移行が必要です。

Q: 複数のGA4プロパティを連携できますか？ ​

A: 1ブランドにつき1つのGA4プロパティを連携できます。複数のプロパティを使い分けたい場合は、ブランドごとに異なるプロパティを設定してください。

Q: データの取得上限はありますか？ ​

A: GA4のAPI制限（1日1万リクエスト）に準拠します。通常の使用では問題ありませんが、大量のデータを頻繁に同期する場合は制限に達する可能性があります。

Q: 過去のデータは取得できますか？ ​

A: はい、取得できます。ブランド詳細ページやレポート画面で、任意の期間を指定してデータを表示できます。初回連携時は過去30日分が表示されます。

Q: リアルタイムでデータは更新されますか？ ​

A: Answer IOではページを開くたびにGA4 APIから最新データを取得します。ただし、GA4側でのデータ収集・処理に24〜48時間の遅延があるため、完全なリアルタイムではありません。

Q: 連携にポイントは消費されますか？ ​

A: いいえ、Google Analytics連携の設定およびデータ取得にポイントは不要です。何度でも無料で利用できます。

Q: Google Analytics以外のツールとも連携できますか？ ​

A: 現在はGoogle Analytics 4のみ対応しています。今後、Google Search Console等との連携も予定しています。

次のステップ ​

Google Analytics連携の設定が完了したら、以下をお試しください：

GA4データを活用することで、より戦略的なAI検索最適化（AIO）施策を立案できます。

Answer IO - AI検索でのブランドスコアを見える化

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